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著者:赤染晶子 / 出版社:palmbooks / 発売日:2022年12月1日 / 単行本:208ページ / ジャンル:日本文学
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書籍価格:1980円(税込)
特典価格:1100円(税込)
(特典内容:赤染晶子×円城塔×谷崎由依×藤野可織による座談会と、円城塔×谷崎由依×藤野可織による書き下ろし後日譚を収録した電子冊子)
※EPUBとPDFの2種類でお送りします。Bookなどお好きなアプリでお楽しみください。冊子でのお届けはありません。
※4名の座談会は、「文學界」2008年7月号初出記事を再録しています。3名の後日譚は書き下ろしです。
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2017年に早逝した赤染晶子さんによる初エッセイ集『じゃむパンの日』が、palmbooksより発売されました。
2004年、「初子さん」で第99回文學界新人賞を受賞し、作家デビューした赤染さんは、2010年に『乙女の密告』で第143回芥川賞を受賞し、その後の活躍にも期待が寄せられましたが、2017年9月18日、42歳という若さで早逝されました。あれから5年が経ちーー。
当時、文芸誌「新潮」に在籍し、赤染さんと「乙女の密告」を共に作った編集者・加藤木礼さんが、独立後新たに立ち上げた出版社palmbooksの第一刊行物として、『じゃむパンの日』が誕生しました。
本作は、これまで赤染さんがいろいろな媒体に発表した随筆と、岸本佐知子さんとの交換日記を収録します。
生まれ育った京都へのおもい、こぼれだす笑い。日常を描きながら、ことばで世界を様変わりさせていく55篇を読みながら、おもしろいなあ、こんなふうに世の中をまなざす方がいるんだとワクワクする一方で、さみしさを覚えずにいられなかったのは、赤染さんの「新作」をもう読むことができず、ご本人に会うことも叶わないという現実があるからでした。
願わくは、2022年の現在と、彼女の生きた時間を繋げたいーー。
そして思い出したのが、2008年7月号の『文學界』に掲載された座談会の記事でした。
「「リアリズム小説」への挑戦状」をテーマに開かれた座談会では、文學界新人賞を受賞されてまもない赤染晶子さん、円城塔さん、谷崎由依さん、藤野可織さんの4人が、自身の小説観や創作手法について語り合っていたのです。それは、赤染さんが残した作品を読むこと以外の方法で、彼女の言葉に触れられる稀有な記事のひとつでした。
今回コトゴトブックスは、『じゃむパンの日』に、この座談会記事を収録した特別冊子を添えてお届けしていきます。
さらに藤野さん、谷崎さん、円城さんには、2022年の「今」から、来し方行く末をみつめた後日譚を書き下ろしていただき、14年の時間をつなぎます。
「 私は、読み手には必ず笑ってほしい、という気持ちで書いているのですが」
「文学の王道の人間を描くその枠内で、地に足を着けた上での『笑い』を書きたいんですよね」ーー
座談会中、円城さんをして「空恐ろしい覚悟ともいえる」とすら言わしめた、赤染さんの「笑い至上主義」とは。書くことで求めた世界とは。
『じゃむパンの日』と特典冊子を行き来して、赤染さんの生きた言葉をお楽しみいただけたらなによりです。
【ご購入後の流れ】
・書籍と特典冊子は別方法でお届けいたします。
・書籍はスマートレターで発送します。発送から到着まで中2日ほどかかりますことをご了承下さい(土日祝日の配達はありません)。
・ 特典冊子はメール添付にてお送りいたします。EPUBとPDFの2種類でお送りします。Bookなどお好きなアプリでお楽しみください。冊子でのお届けはありません。
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