販売終了しました
※中村文則さん×又吉直樹さん対談動画単品はこちら
https://cotogotobooks.stores.jp/items/6568196710a492002e29f467
※サイン本単品はこちら(為書き入りではありません)
https://cotogotobooks.stores.jp/items/65681c64dbaefd002e49534a
著者:中村文則 / 出版社:講談社 / 発売日:2023年10月5日 / 単行本:160ページ / ジャンル:日本文学
*******************
書籍価格:1540円(税込)
特典価格:1650円(税込)
(特典内容:1/19(金)又吉直樹さんとの対談配信チケット)
※サイン本は1月20日以降に送付開始します。
*******************
──この世界には列が多過ぎる。
中村文則さんの最新小説『列』が講談社より発売中です。
猿の研究者である「私」はいつのまにか「列」に並んでいた。
その列は長く、いつまでも動かない。先が見えず、最後尾も見えない。
なぜ並んでいるかも分からぬまま人は、列のなかで互いを疑い、時に軽蔑し、羨んでいる。
背後の蟹の唾液音。遥か頭上を旋回する鳥。カバンひとつ分のスペース。立ったままのセックス。地面に書かれた「楽しくあれ」という文字。
比較、優劣、羨望、そして欲望が蠢くこの現実を生きる私たちに、救いは訪れるのだろうか──。
〈人間の存在というものを、特徴的なシチュエーションそのものでも、表現するような小説。列というイメージが浮かんだことで、書くことができた。〉(あとがきより)
「列」を通して人間の姿を、そして現代社会の諸相をあぶり出す本作は、中村さんご自身が「自分のキャリアを分けるなら、これは第三期の始まりではないか」と明言するほどの意欲作でもあります。
また、一読者として驚いたのは、又吉直樹さんがアンソロジー『palmstories あなた』に寄稿された短編小説「行列」とのシンクロニシティです。
「行列」もまた、列に並ぶ人を観察し、自らも並ぶ人となった「あなた」を通して人間の欲望を暴くような作品で、内容は全く違いながらも、同時期に、他でもないこの二人の作家が同じイメージに着想を得ていたことに、興奮を抑えられませんでした。
おふたりもまたこの偶然の一致に、大変驚かれたとおっしゃいます。
そこで今回コトゴトブックスは、『列』に、又吉直樹さんとの対談イベントチケットを添えてお届けしていきます。
公私共に親交がおありのおふたりですが、公の場でお互いの創作について語られるのは、2018年が最後だったのではと記憶しています。
約5年ぶりの対面対談で、おふたりが語ることとは。
「列」というキーワードを下地に展開される対話によって、作品世界により深く潜っていくような時間を過ごしていただけたらなによりです。
そしてふたたび本を手にしたとき、あらたな気づきを得ていただけたら、そんなに嬉しいことはありません。
【ご購入後の流れ】
・対談イベント視聴用URLおよび視聴方法は、1月中旬頃に別途メールにてお送りします。
※hello[アット]cotogotobooks.com からのメールを受信できるように設定してください。
・書籍は1月20日以降、スマートレターでお送りいたします。発送完了メール受信後、到着まで中2日かかりますことご了承下さい。なお、郵便局の営業日に基づき土日祝日の配達はありません。
【オンラインイベントについて】
★イベントは終了しました。ノーカットでのアーカイブ動画の販売です。
日時:1月19日(金)19:30~21:00
開催方法:zoomを使用します。
参加方法:スピーカービューに設定の上ご視聴下さい。
・参加詳細は別途メールでお送りいたします。
・「見逃し配信」は1月26日(金)24:00までです。以降、アーカイブ動画販売はありません。