※このページはオンライン読書会相談会チケットのみの販売ページです。 ※購入後に送付されるSTORESからの自動配信メールからはイベントに参加できません。参加URLと詳細はコトゴトブックスより別途メールにてお送りいたします。 ※為書き入りサイン本付きチケットのお求めはこちらから。 https://cotogotobooks.stores.jp/items/6683703c81cb290034cd6708 彩瀬まるさんと共に読む『なんどでも生まれる』オンライン読書会を開催します。 ──迷うのも変えるのも、生き物ががんばって暮らしているから起こる、素敵なことです。 外敵に襲われ逃げ出したところを、茂さんに助けられたチャボの桜。 茂さんは、仕事も人間関係もうまくいかず調子を崩して、東京の下町の商店街でジイチャンが営む金物店の二階に居候している。 ある日、茂さんを外へ連れ出してくれる相手を探しに出かけた桜は、さまざまな出会いを引き寄せることになり……。 本書は、人間の世界と営みを、キュートでユーモラスなチャボの桜さん視点でみつめる物語。 人の持つ弱さや、弱さを受け止めるたくましさ、異なる価値観や問題を抱えながらそれでも人と人とが共に生きていく姿が、桜さんの優しい語りに乗って読む者のなかにすーっと入ってくるような読み心地を味わえます。 さらに感じたのは、チャボ目線というフィルターがかかることで、登場人物たちの抱える問題やそれに向き合う姿勢を客観的に見つめることができる点でした。 その視線は同時に自分自身にも向けられて、「人間は、◯◯ですねえ」という桜さんのつぶやきが、目の前の問題にがんじがらめになってしまいがちな人の心を解してくれるようでした。 自分自身の置かれている状況を冷静にみつめたいときって、たとえば生き物や観葉植物や、自分のいつも身近にいる／あるものに擬態して自分を観察してみたほうが、案外よく見えてくるのかもしれないですね。 今回の読書会では、本作を読んだ感想を語り合うのはもちろんですが、「身近なものに擬態して、自分の一日の観察日記を書いてみてください」というお題のもと文章を書き合って、お互いを語り合うなんてこともしてみたいと思います。 作品越しに世界をみつめるひとときを共に過ごすことで、ひとりでは味わえない読書体験を共にできたらなによりです。 【オンライン読書会について】 コトゴトブックスでの読書会は、開催の前に参加者へ事前アンケートをお送りし、そのアンケートをもとに、当日は皆さんとお話し合いを展開していきます。 司会はコトゴトブックス代表の木村が務め、「作品の感想」「印象に残ったシーンやセリフ」「みんなで語り合ってみたいテーマ」など話題を振っていきます。 彩瀬さんには、「著者＝正解を知っている人」ではなく、読者といっしょに考えを深めていくいわば「同志」として、会に参加していただきます。 「発言する勇気はないけどみんなの意見を聞いてみたい」という方は、聞くだけの参加もOKです。読むだけでなく人の意見を「聞く」という行為も、作品の理解を深めることだと思いますので、ぜひお好みの方法で会に参加してください。 【読書会詳細】 日時：9月23日（月・祝）15:00~17:00 開催方法：zoomミーティング機能を使用します。 参加方法：ビデオ・マイクをONにしてご参加ください（任意）。 ・参加詳細と事前アンケートは別途メールでお送りいたします。 ・アンケートは読書会に先駆けて彩瀬さんと参加者に共有します。 ・イベント終了後にアーカイブ動画をご案内いたします。（アーカイブのみの購入は不可） ※ hello[アット]cotogotobooks.com　からのメールを受信できるように設定してください。