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為書き入りサイン本 ※9/29締切、再販なし
¥3,520
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サイン本
¥3,520
残り2点
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サインシール本
¥3,520
※永井玲衣さん×せきしろさん対談動画単品はこちら
https://cotogotobooks.stores.jp/items/66b175392440d401d0006261
※サイン本単品はこちら(為書き入りではありません)
https://cotogotobooks.stores.jp/items/66b16ff30e072902d364970a
著者:永井玲衣 / 出版社:講談社 / 発売日:2024年7月25日 / 単行本:288ページ / ジャンル:エッセイ
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書籍価格:1870円(税込)
特典価格:1650円(税込)
(特典内容:せきしろさんとの対談動画)
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──わたしが人間であろうとするために、適切に保存されなければならないことがある。それは、わたしたちの忘却である。無邪気な残虐さである。
永井玲衣さんの最新刊『世界の適切な保存』が講談社より刊行されました。
小学生のとき、世界のバランスを保つために密かにおこなっていた習慣。
東日本大震災があった日のこととして聞いた話のなかで、いつまでもからだの中に残っている言葉。
感動で青ざめるほどだった、谷川雁の詩。
バイト先の後輩がつぶやいた、「そうであるはずだった」といううつくしい声。
「言い間違える」ことによって、すましていた世界に生じるちいさな割れ目。
本作は、時間が流れていくにしたがって世界から何かが消え、失われ、忘れられていくことを恐れる著者が、世界をよく見るために問い、問うて聴くことを繰り返した記録をまとめたエッセイ集。
〈わたしは哲学の現場にいながらも、哲学者の言葉より詩人の言葉を愛した〉
と綴るように、詩や短歌を自由自在に引きながら、その言葉に導かれるように、あるいはかえって迷いを深めていくように(それも楽しそうに)思考していくさまを文章で追いかけていくと、読者である私たちもまた、なにか分かったような気になったり、次の瞬間またなにもわからなくなったりするのだから不思議です。
今回コトゴトブックスは、『世界の適切な保存』為書き入りサイン本に、せきしろさんとの対談動画を添えてお届けしていきます。
せきしろさん初の単独・自由律俳句集『そんな言葉があることを忘れていた』は、「経年」「孤影」「叙景」「過古」の4章320句を収録。
句を通して、せきしろさんの見てきた世界や思考や記憶に接続し、そこから情景を広げていくと、これは私が見ていたものではなかったかと錯覚するような、あるいは、ないはずの記憶を懐かしく振り返るような感覚にもなるのだから不思議です。
そして偶然にも、『世界の適切な保存』にはせきしろさんの句が引かれたエッセイも収録されており、永井さんが世界を見つめる手がかりとしても、せきしろさんの言葉があることが伺えます。
〈生の断片、世界の欠片は、きかれることを待っている。消えかけているかもしれないが、確かにいる。じっとして、掘り出されることを待っている。〉
と語る永井さんと、
〈みんないなくなって思い出仕舞う/死が約束を破る〉
などの句を通して、確かにあったはずの忘れてはならない瞬間を、美しい景色を、克明に捉えようと試みるせきしろさん。
自由律俳句集と哲学エッセイ集。
おふたりは、世界をどう見つめ、言葉での保存を試みてきたのか。
初となる対談を通して、おふたりの作品世界により深く潜っていくような時間を過ごしていただけたらなによりです。
そしてふたたび本を手にしたとき、あらたな気づきを得ていただけたら、そんなに嬉しいことはありません。
【動画視聴方法】
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・動画はダウンロード不可です。ご案内したURLから何度でもご視聴いただけます。
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