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著者:谷崎由依 / 出版社:集英社 / 発売日:2019年12月5日 / 単行本:280ページ / ジャンル:日本文学
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書籍価格:1980円(税込)
特典価格:1100円(税込)
(特典内容:赤染晶子×円城塔×谷崎由依×藤野可織による座談会と、円城塔×谷崎由依×藤野可織による書き下ろし後日譚を収録した電子冊子)
※EPUBとPDFの2種類でお送りします。Bookなどお好きなアプリでお楽しみください。冊子でのお届けはありません。
※4名の座談会は、「文學界」2008年7月号初出記事を再録しています。3名の後日譚は書き下ろしです。
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谷崎由依さんの長編小説『遠の眠りの』が、集英社より発売中です。
大正末期、福井の郊外の貧しい農家に生まれた少女・絵子は、農作業の合間に本を読むのが生きがいだった。
やがて女工になった絵子だが、ひょんなことから市内に初めてできた百貨店に併設された少女歌劇団の「お話係」に採用される。
ひときわ輝くキヨという娘役と仲良くなるが、彼女は実は男の子であることを隠していて――。
福井市にかつて実在した百貨店の「少女歌劇部」に着想を得た本作は、一途に生きる少女の成長と、戦争に傾く時代を描く、「夜明け前」の物語です。
2007年、「舞い落ちる村」で第104回文學界新人賞を受賞した谷崎さんですが、デビュー作もまた、福井の村を舞台にした小説でした。
そして、翌年7月号の『文學界』誌面座談会では、「リアリズム/非リアリズム」の観点から、描く土地と使う言葉が作風に与える影響への指摘が赤染晶子さんからなされました。
この座談会は、文學界新人賞を受賞されてまもない谷崎由依さん、赤染晶子さん、円城塔さん、藤野可織さんの4人が、「「リアリズム小説」への挑戦状」をテーマに自身の小説観や創作手法について語り合ったものですが、いまとなっては、2017年に42歳という若さで早逝された赤染さんの生の声に触れられる、稀有な記事のひとつでもあります。
今回コトゴトブックスは、『遠の眠りの』に、この座談会記事を収録した特別冊子を添えてお届けしていきます。
さらに谷崎さん、藤野さん、円城さんには、2022年の「今」から、来し方行く末をみつめた後日譚を書き下ろしていただき、14年の時間をつなぎます。
「 人と関わるときに心の中で起こる事件を書こうとすると、潜っていけばいくほど心象風景や夢の世界に繋がっていく」
「内面と幻想は私にとってはほとんど同じことだったりします」ーー
ご自身の小説を「幻想文学」と呼ばれることに対して、このように語っていた谷崎さんですが、作家生活15年が経ったいま、どのような姿勢で創作に向き合っているのでしょうか。
『遠の眠りの』と特典冊子を行き来して、谷崎さんの言葉をお楽しみいただけたらなによりです。
【ご購入後の流れ】
・書籍と特典冊子は別方法でお届けいただいます。
・書籍は12月下旬以降にレターパックライトで発送します。発送から到着まで中一日かかりますことをご了承下さい(土日祝日の配達はありません)。
・ 特典冊子はメール添付にてお送りいたします。EPUBとPDFの2種類でお送りします。Bookなどお好きなアプリでお楽しみください。冊子でのお届けはありません。
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