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サイン本
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著者:鈴木涼美 / 出版社:文藝春秋 / 発売日:2023年1月14日 / 単行本:122ページ / ジャンル:日本文学
鈴木涼美さん最新小説『グレイスレス』が、1月14日に文藝春秋より刊行されました。
ポルノビデオ業界で化粧師として働く「私」は、一時間も経たずに崩れ落ち、汚されるほど喜ばれる化粧を、日に何度も女優に施す。
彼女の生活は森の中に佇む瀟洒な邸宅にもあり、母によって外された十字架の痕が残るその家で、祖母とふたり、暮らしている。
社会と切り離されたところにいるような祖母と重ねる確かな日々。
気まぐれのように届く、信仰のないことを美学とする母からの手紙。
ポルノ撮影の現場に漂う生々しい性の匂いや野蛮な行為、粗雑な会話。
女として愛される自由と権利を疑わない肉親と、男の欲望を満たすためなら身体も性も自尊心も放棄するポルノ女優たち…。
〈何かが正しく何かが愚かに見えても、そんなものは無限に広がる世界の中で、偶然転がり込んだ感覚でしかありません。〉
言葉と肌感覚を通して重ねられる対話は、倫理の際をあぶりだすとともに、信仰の不在の中を生きるとはどういうことかを読むものに問いかけてくるようです。
今回コトゴトブックスは、『グレイスレス』のサイン本を特別販売します。
涼美さんの直筆とともに作品をお楽しみください。
【ご購入後の流れ】
・書籍は2月中旬以降、「スマートレター」で発送します。発送完了メール受信後、到着まで中2日程度かかりますことをご了承下さい。なお、郵便局の営業に準じ土日祝日の配達はありません。