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著者:町田康 / 出版社:幻冬舎 / 発売日:2025年1月8日 / 単行本:264ページ / ジャンル:随筆
──お互い、ええ文章書こうで。
町田康さんの『俺の文章修行』が、幻冬舎より1月8日に刊行されます。
筋道を見せる「プロレス」的文章と敵を倒すための「格闘技」的文章の違い。
人として誠実であると小説は二行終わる。それを終わらせないための技「文章のいけず」。
かさね、刻み、間引き、ばか丁寧…。『告白』冒頭で使った「ボケ」と「ツッコミ」をあわせもつ半畳の技法。
私たちが文章を書く本当の理由(=頭のなかで蠢く思いをそのままにしておくと気が狂って死ぬから)。
この世にある、書くことでしか伝わらない現実を、言葉で捉えるということ……。
本書は、町田さんの文体に宿る精神と技巧を明かした文章読本。
解説しながら実践してみせる文章に痺れるいっぽう、盛り込まれる笑いに油断していると大事な部分を読みこぼしてしまう危うさもあって、一瞬も気を緩められない。さまざまに仕掛けられた企みに、「まだついてこれてるか?」と笑う町田さんの挑発的な表情が浮かび、試されているような気さえします。
いくらでも盗めと明かしていく技とその使い方に対して、しかし著者はこんなふうにも読者を突き放します。
〈文章の場合、技、というのは知っておってもあまり役に立たないということで、なぜかというと、その技を知識として知っているということと、それが内蔵変換装置に自ずと組み込まれているということは別のこと〉
つまり、技が自分のものになっているかどうかが肝要で、数ばかり知っていてもいざ文章を書こうとしたとき使いこなせなければ意味がないというのです。
事実、この厳しくも至極まっとうなことを、私は本書読了後に痛感しました。
読んですぐ身になるなんて簡単なことじゃない。けれどあらわれた変化もあって、それは、これまで以上に注意深く文章を読むようになったことで、「あ、ここは「いけず」を使っているな!」などと、他人の書いた文章の細部にまで意識が向くようになったことでした。
それで思ったのは、「技を知る」→「書く力がつく」のあいだには、「読む力がつく」ステージを経る必要があるということ。
ここにきてさらに、「本を読め」と言い続ける町田さんの言葉がずしりと響きます。
今回コトゴトブックスは、『俺の文章修行』サイン本を限定販売します。
著者直筆サイン入りで作品をお楽しみください。
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