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【コトゴトブックス制作『西村賢太追悼文集』(二刷)付き】西村賢太『雨滴は続く』

4,400円

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※特典の「西村賢太追悼文集」のデザインは、二刷から三口小口染めではなくなります。 ★「西村賢太追悼文集」単品のお求めはこちらから https://cotogotobooks.stores.jp/items/6260cde40d4f3a4060c4eecd 著者:西村賢太 / 出版社:文藝春秋 / 発売日:2022年5月25日 / 単行本:488ページ / ジャンル:日本文学 ******************* 書籍価格:2200円(税込) 特典価格:2200円(税込) (特典内容:コトゴトブックス制作「西村賢太追悼文集」 ※寄稿者など詳細は本ページ末尾に掲載) ******************* 西村賢太さんの遺作となる小説『雨滴は続く』が、文藝春秋より5月25日に発売されます。 「本気を出してあげようか?」 時は2004年、北町貫多は「けがれなき酒のへど」でついに文壇デビューを果たすーー。 本作は、同人誌に発表した小説が「文豪界」に転載されるかたちでデビューして以降、「どうで死ぬ身の一踊り」が芥川賞候補作になるまでを描いた、遺作にして未完の長編小説。 まさに私たちが知る「私小説家・西村賢太」誕生前夜までを、1000枚に及ぶボリュームで綴ります。 小説のなかで貫多は相変わらず藤澤清造を寄る辺とし、”歿後弟子”としての責務である全集刊行に奔走し、みずからも書くことで清造の名を語り継ぐ。 つねに金はなく、買淫では埋められぬ孤独を抱え、女に岡惚れしては振られた腹いせに呪詛の言葉をほき捨て、出自と世間を呪いながらも、それでもなお、生きていく。 「生きる」というどうしようもなさをこれでもかと書き連ねながら、しかし2月5日、西村さんは急逝されました。 最後の作品を、読者はどう受け取るでしょうか。 そもそもみなさんにとって、西村賢太という作家とその作品は、どのような存在だったのでしょうか。 今回コトゴトブックスでは、「西村賢太追悼文集」を制作し、それを『雨滴は続く』に添えてお届けしていきます。 訃報を受け、こみ上げる思いを話し合える相手が身近にいた人もいれば、戸惑いや悲しみをひとり抱えるしかなかった人もいたと思います。むしろ西村さんの読者は、後者のタイプが多かったのではないでしょうか。 そういう方がいまだ感情を言葉として放てずにいるとしたら、その場所を、コトゴトブックスで作りたいと思いました。 何年先までも、西村さんを慕う声に触れられる場所を、本というかたちにしたいと考えました。 本を開けばいつでも、誰かにとっての西村賢太に触れられるような一冊。 作家も出版関係者も、西村さんが生前親しくされていた方も、そして一般読者も、好き好きに声を持ち寄り集まった、まるで賑やかなお通夜のような一冊です。 西村さんは「好き勝手言ってやがる!」と言うかも知れません。でも、「しょうがない奴らだ」と笑ってくれるような気もするのです。 「西村賢太追悼文集」に集まった声が、『雨滴は続く』に描かれた「私小説家・西村賢太誕生前」の時間と響き合うようなものになったなら、そんなに嬉しいことはありません。 【「西村賢太追悼文集」詳細】 寄稿者(敬称略、50音順) 朝吹真理子(作家) 阿部公彦(英文学者) 荒川義雄(朝日書林) 伊藤雄和(オールディックフォギー) 川島幸希(元初版本コレクター) 鴻巣友季子(翻訳家、文芸評論家) 西光寺 高僧英淳住職 崔鎬吉(徳間書店) 信濃路鶯谷店 信濃八太郎(イラストレーター) 柴﨑淑郎(講談社) 清水陽介(文藝春秋) 新庄耕(作家) 鈴木涼美(作家) 高田文夫(放送作家、タレント) 竹本豊(北國新聞) 田中慎弥(作家) 田中光子(文藝春秋) 田辺栞(元「風花」) 田畑茂樹(新潮社) 玉袋筋太郎(芸人) 爪切男(作家) 豊崎由美(書評家) 丹羽健介(文藝春秋) 浜本茂(本の雑誌社) 藤澤外吉(藤澤清造 親族) 古谷経衝(作家) 町田康(作家) 南沢奈央(女優) 山下敦弘(映画監督) 山田剛史(KADOKAWA) and more… 全77名 初版発行日:2022年7月12日 装丁:山田益弘(mount) 編集・制作 木村綾子(COTOGOTOBOOKS) 【ご購入後の流れ】 ・商品はレターパックプラスでお届けします。 ・予約者から順に発送していきます。到着までいましばらくお待ち下さい。

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