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著者:ラフカディオ・ハーン(著) , 円城塔(訳) / 出版社:KADOKAWA / 発売日:2022年9月28日 / 単行本:216ページ / ジャンル:日本文学
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書籍価格:2200円(税込)
特典価格:1100円(税込)
(特典内容:赤染晶子×円城塔×谷崎由依×藤野可織による座談会と、円城塔×谷崎由依×藤野可織による書き下ろし後日譚を収録したeBook)
※EPUBとPDFの2種類でお送りします。Bookなどお好きなアプリでお楽しみください。冊子でのお届けはありません。
※4名の座談会は、「文學界」2008年7月号初出記事を再録しています。3名の後日譚は書き下ろしです。
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円城塔さんによる新訳『怪談』が、KADOKAWAより発売中です。
本作は、1904年に英・米国で発表されたラフカディオ・ハーンの名著「KWAIDAN」に、「直訳」という手法で新たな光を当てた一冊。
日本がまだ「未知の国」だった当時、「KWAIDAN=怪談」の説明もないままに、ミミ・ナシ・ホーイチやムジナ、ロクロ・クビを英語読者に向けて語ったハーン。
ホーイチはヘイケ・グレイブヤードでビワを激しくプレイし、サムライが抜くのは刀ではなく「ロングソード」。日本の言葉がただのアルファベットの連なりで得体のしれない音となり、読み手の前に呪文のように放り出されていくーー。
当時、英米の読者が感じていた驚異を追体験させてくれる本書は、日本語に対する違和感を小説作品で提示し続けてきた円城さんの創作の原点に触れられる作品ともいえるでしょう。
「日本語への違和感」と書いて思い出すのは、2008年7月号の『文學界』に掲載された座談会の記事です。
「「リアリズム小説」への挑戦状」をテーマに開かれた座談会では、文學界新人賞を受賞されてまもない円城塔さん、赤染晶子さん、谷崎由依さん、藤野可織さんの4人が、自身の小説観や創作手法について語り合いましたが、いまとなっては、2017年に42歳という若さで早逝された赤染さんの生の声に触れられる、稀有な記事のひとつでもあります。
今回コトゴトブックスは、『怪談』に、この座談会記事を収録した特別冊子を添えてお届けしていきます。
さらに円城さん、藤野さん、谷崎さんには、2022年の「今」から、来し方行く末をみつめた後日譚を書き下ろしていただき、14年の時間をつなぎます。
「意味のない言葉をワッと書く書き方でリアリズムが書けてしまえば、それが一番楽でいいなと僕は思うんですね」
「 読み手に何かを引き起こそうとするときには、ズレが近道だと思うんです」
と語っていた円城さんですが、作家生活16年が経ったいま、言葉とリアリズムの関係性をどう考えていらっしゃるのでしょう。
『怪談』と特典冊子を行き来して、円城さんの言葉をお楽しみいただけたらなによりです。
【ご購入後の流れ】
・書籍と特典冊子は別方法でお届けいただいます。
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