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為書き入りサイン本 ※完売、再販なし
¥3,520
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サイン本 ※為書きなし
¥3,520
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サインシールver.
¥3,520
※九段理江さん×柴田元幸さん対談動画単品はこちら
https://cotogotobooks.stores.jp/items/65a365afea71f30bde45a170
※サイン本単品はこちら(為書き入りではありません)
https://cotogotobooks.stores.jp/items/65a367150e07296e91617306
著者:九段理江 / 出版社:新潮社 / 発売日:2024年1月17日 / 単行本:144ページ / ジャンル:日本文学
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書籍価格:1870円(税込)
特典価格:1650円(税込)
(特典内容:柴田元幸さんとの対談動画)
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──東京+都。同情+塔。語の構造はシンメトリーだし、音的にも綺麗な韻を踏んでいて、刑務所にふさわしい適度な厳しさも含んている。これだけしっかりしていれば、きっとバベルだって崩れはしない。
九段理江さんの最新小説『東京都同情塔』が、新潮社より1月17日に刊行されます。
本作の舞台は、ザハの国立競技場が完成し、寛容論が浸透した”もう一つの日本”。
差別意識や概念を言葉から変えていこうという動きから、新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることになった東京で、建築家の牧名沙羅が、脳内に〈検閲者〉を住まわせながら社会と対峙していく姿が描かれます。
AIとの対話、ゆるふわな言葉、実のない正義を羅列した学者の論、本心をごまかすためのレトリック…。
語り手を変えながら展開していく物語の中で、言葉はぐるぐると渦巻きながら積み上げられていき、歪なかたちの建築物ができあがっていくかのよう。
言葉を巧みに操ろうと欲した末に、かえって言葉に支配されゆく現代人の姿を暴く本作は、第170回芥川賞にもノミネートされており、受賞が期待されます。
今回コトゴトブックスは、『東京都同情塔』為書き入りサイン本に、柴田元幸さんとの対談視聴チケットを添えてお届けしていきます。
「柴田元幸さんは、私が作家になる大きなきっかけをくださった方でもあり、初期の頃から柴田訳で読んできたオースターという作家もまた、私にとって重要な存在なんです」
と九段さんは語り、「実は、『東京都同情塔』はオースター『闇の中の男』を参考に書いた作品でもあるんですよ」と続けます。
柴田さんもまた、「こんなすごいものを書く人と、どんな話ができるのか」と『東京都同情塔』を高く評価し、今回の対談に大きな期待を寄せられています。
対談では、『東京都同情塔』で問われる「言葉と意識の問題」やAI言語の可能性をはじめ、「かりにオースター作品をまったく知らなくても、人が自分の過去を発掘する営みの中身濃き実例として、大いに刺激を受けられる一冊ではないか」と、柴田さんがあとがきで綴る『冬の日誌/内面からの報告書』をとっかかりとして、ポール・オースターという作家とその作品をあらためて見つめながらオースター作品と九段作品の接点を探る展開も期待できそうです。
初対面となるこの機会を通して、作品世界により深く潜っていくような時間を過ごしていただけたらなによりです。
そしてふたたび本を手にしたとき、あらたな気づきを得ていただけたら、そんなに嬉しいことはありません。
【動画視聴方法】
・PC、スマホ、その他のタブレットからURLにアクセスしてください。
・動画はダウンロード不可です。ご案内したURLから何度でもご視聴いただけます。
・再案内はできませんので、URLをお気に入り登録やブックマークに入れて保管してください。
・二次利用や第三者への譲渡はお控えください。
【ご購入後の流れ】
・対談視聴用URLおよび視聴方法は、別途メールにてお送りします。
・サイン本は3月2日以降、スマートレターでお送りいたします。発送完了メール受信後、到着まで中2日かかりますことご了承下さい。なお、郵便局の営業日に基づき土日祝日の配達はありません。