
坂口恭平さん×保坂和志さん『絶望ハンドブック』『読書実録』特別対談
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開催日
指定なし
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開始時間
指定なし
2,200円
※こちらは電子チケットです
※別途発券手数料2%がかかります
※別途発券手数料2%がかかります
※このページは動画の販売ページです。
※購入後に送付されるSTORESからの自動配信メールからは動画を視聴できません。視聴用URLは2月上旬頃以降に別途メールにてお送りいたします。
※坂口恭平さん『絶望ハンドブック』為書き入りサイン本セットはこちらから。
https://cotogotobooks.stores.jp/items/6757f42012e4fd04530e13b7
※保坂和志さん『読書実録』為書き入りサイン本セットはこちらから。
https://cotogotobooks.stores.jp/items/6759614ac7a8720575095038
坂口恭平さん『絶望ハンドブック』と、保坂和志さん『読書実録』を並べておふたりの対談をおこないます。
『絶望ハンドブック』は、坂口さんご自身が若い頃よりとらわれてきた躁鬱という病と真正面から向き合い、「とにかく書く」ことによって魂の救済を試みる一冊。
鬱状態のどん底にいるときを「絶望期」と名付け、とにかく書くことによってその状態を観察していく過程を克明に記録するその姿に、なぜこんなにも言葉に縋ってしまうのかと思いつつ、「いや、程度の差こそあれ、私だって、もうダメだという瞬間を書くことで何度も乗り越えてきたじゃないか」と自分自身の経験がそれを裏打ちしていく。重奏的な読み心地を味わえる作品です。
加えて、巻末付録「絶望状態のメモ」は、絶望のさなかにいる苦悩と混沌がそのまま記されていて、動物的な生々しさに圧倒されます。このようなテキストを本のかたちで読めることも、本書の稀有な一面です。
『読書実録』は、「筆写」つまり誰かが過去に書き残した文章をひたすら書き写すことで、自分の身体を言葉が通過していく感覚を捉え、どこまでも伸びていく思考を追いかけることを試みる一冊。カフカ、柳田國男、小島信夫…。筆写が新たな文章を喚び寄せ、文は書かれつつある瞬間の流動性を取り戻す。著者独自の筆写実践から生まれた読書論が綴られます。
小説執筆の傍ら、小説論三部作『小説の自由』シリーズや、トークイベント「小説的思考塾」を通して、小説そのものを、そしてそれを書いている過程に小説家のなかに生まれる思考そのものを、現象として捉え、その運動を文字によって追跡する思考実験を続けている保坂さんに、大きな影響を受けていると公言する坂口さんは、「保坂和志という機械を通すと書くことのタブーが取っ払われる」とも語ります。
坂口恭平という作家を捉えるに、保坂和志という存在は大きな鍵となり、まさに『絶望ハンドブック』は、思ったことをそのまま書く行為が極限まで実践されているうえに、カフカやベケット、北杜夫などに通じる〈絶望文学〉であり、同時に、建築、アートワーク、音楽、絵画、小説、エッセイ、料理……など、なぜ坂口恭平がそこまでのクリエイティビティを発揮するのか、その根源に駆動の秘密が覗ける一冊でもあります。
本作を保坂さんはどのように読まれるのか。絶望状態でさえ創作を手放さなかった坂口さんを、ひとりの作家として保坂さんはどう捉えるか。豪華対談の実現です。
対談を通して、おふたりの作品世界により深く潜っていくような時間を過ごしていただけたらなによりです。
そしてふたたび本を手にしたとき、あらたな気づきを得ていただけたら、そんなに嬉しいことはありません。
【質問&お手紙募集】
対談に向けて、お二人への質問や話してもらいたいテーマ、さらには、ファンレターを募集します。末尾に記載しているアドレスまでお寄せください。(12/27〆切)
【動画視聴方法】
・対談動画視聴URLは2025年2月上旬以降よりメールでお送りします。
・PC、スマホ、その他のタブレットからURLにアクセスしてください。
・動画はダウンロード不可です。視聴期限はありません。ご案内したURLから何度でもご視聴いただけます。
・再案内はできませんので、URLをお気に入り登録やブックマークに入れて保管してください。
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