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為書き入りサイン本 ※再販はありません
¥3,410
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サイン本 ※為書き入りではありません
¥3,410
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サインシール付き
¥3,410
※「懐紙 墨のゆらめき」単品のお求めはこちらから。
https://cotogotobooks.stores.jp/items/651554c7508a10002d6808ec
※サイン本単品のお求めはこちらから。
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※【特別受注制作『墨のゆらめき』カバーオブジェ】shikafuco「胞」をお求めのかたはこちらから。
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著者:三浦しをん / 出版社:新潮社 / 発売日:2023年5月31日 / 単行本:232ページ / ジャンル:日本文学
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書籍価格:1760円(税込)
特典価格:1650円(税込)
(特典内容:コトゴトブックス特別製作「懐紙 墨のゆらめき」20枚入り)
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──大事なのは文字の奥にあるもんを想像することだ。
三浦しをんさんによる書き下ろし長篇小説『墨のゆらめき』が、新潮社より好評発売中です。
都内の老舗ホテルに勤務する続力(つづき ちから)は、筆耕士として登録している遠田薫なる人物に仕事を依頼するため、京王線下高井戸駅に降り立つ。
しかしこの遠田という男、実際会ってみると一癖も二癖もありそうなうえに、書家、書道教室の先生、筆耕士に加え、依頼者に代わって手紙の文面を考え、依頼者の筆跡を模写する「代筆屋」も営んでいたのだった。
遠田から、依頼者に代わって手紙の文面を考えることを無茶ぶりされた続は、遠田と接していくうちに文字が放つきらめきに魅入られていくが、ある「依頼」をきっかけに、秘められた遠田の過去が明らかになり──。
〈書家が全身と全神経を駆使し、ついには自身の存在さえ消え去るほど集中したそのとき、世界が反転して、眼前の文字に書家の姿、書家の思いや魂も含めた森羅万象が映しだされる。〉『墨のゆらめき』より
本作は、ホテルマンと書道家のお仕事小説であり、文字が繋ぐ男同士の友情物語。
「その人」を身体に入れ、言葉で立ち上げる続と、文字として刻印する遠田が、ふたりでひとりの筆耕士として手紙を代筆していくシーンは本作の大きな読みどころのひとつであり、諧謔と悲哀の軽快なテンポに乗せて「書」という芸術に誘う筆致にも圧倒されます。
本作を読み、改めて自分の字について考えたり、人を思い、その思いを文字で伝えることについて考えるきっかけを得る読者も多いのではないでしょうか。
げんに店主も、書道家だった祖母に繰り返し言われてきた「文字というのはその人だから、だいじにね」という言葉を、本作を読んでいるあいだ何度も思い出していました。
今回コトゴトブックスは、三浦しをんさんと一緒にデザインを考案したオリジナル「懐紙」を、『墨のゆらめき』に添えてお届けしていきます。
懐紙とは、一枚の紙が「書く」「拭く」「包む」というすべての用途に対応していて、まだティッシュペーパーなどが普及していなかった時代には、男女問わず誰もが懐に忍ばせ、食事のとき、メモ用紙として、ポチ袋など、人付き合いのなかで使用していたもの。
まさに、人を思う気持ちに寄り添う日本の文化です。
『墨のゆらめき』を読み、ふたたび日常に戻ってきたとき、誰かを思う気持ちが芽生えたその傍らに、こんな素敵な「懐紙」があったなら──。
京都市で平安神宮近くに店舗をかまえる懐紙専門店「辻徳」さん製造のもと誕生した「懐紙 墨のゆらめき」は、上質な和紙に墨で刷られた猫のあしあとがポコンとひとつ押されたデザインで、上品でありながらチャーミングな一品。
猫のあしあとは、本作に登場する猫・カネコ氏をイメージし、また帯のピンクは、本作の重要なシーンと響き合う色味を採用。
書籍と懐紙を並べてみれば、モノとして響き合うものもあり、『墨のゆらめき』のブックデザインを手がけた石井勇一氏に対する三浦さんの敬意も感じていただけることでしょう。
『墨のゆらめき』、そして「懐紙 墨のゆらめき」を通して、誰かを思う気持ちを、その気持を文字にして伝えられる幸福を、味わっていただけたらなによりです。
🐾🌸三浦しをんさんからのメッセージ🌸🐾
コトゴトブックスさんと「辻徳」さんが、とってもかわいいオリジナルの懐紙を作ってくださいました。すごく上質な和紙で、猫の足跡のかすれ具合も絶妙な仕上がりです。和菓子を載せたり、筆でちょちょいと短歌を書きつけて結び文にしたり(!?)、使いかた無限大。本とセットにして、クリスマスプレゼントにもぜひ。
『墨のゆらめき』もまた、shikafucoさんのオブジェを大胆にあしらった装幀で、とてもかっこいい造本となっております。デザインは石井勇一さんです。石井さんの発案で、この本にも猫の足跡がついていますので、「どこかな~」って探してみてください。今回、お買い求めいただいたかたには、お名前をお入れし、わたくしめのサインとともに、心をこめてひとつひとつ落款(らっかん)を押す予定です。
なぜ落款なのかといえば、『墨のゆらめき』が書家の話だからなのです。書には、落款(「はんこ」だと思ってください)が押されてますよね。いいなー、かっこいいなーと思っていたら、本書執筆の際にお世話になった書家のかたが、落款を彫ってくださいました。なので、それを押します! わたくしめの下手な字に、堂々たる落款。恐縮です。
猫、すき焼き、古い家屋、徐々に相棒になっていく男性二人。好きなものを詰めこんだ一冊を、素敵なオリジナル懐紙とともにお届けできる機会をいただき、コトゴトブックスさんに深く感謝しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
【ご購入後の流れ】
・商品は12月以降に発送開始予定です。
・書籍と特典はレターパックライトで配送します。発送完了メール受信後から、到着まで中一日みていただけますと幸いです。
・お届けまでお時間をいただきますが、あらかじめご了承ください。