※吉村萬壱さん×井上荒野さん対談動画単品はこちら
https://cotogotobooks.stores.jp/items/65fbb50b90c419019e9a472e
※サインシール本単品はこちら
https://cotogotobooks.stores.jp/items/65fbb70e6270d0002b59aeba
著者:井上荒野 / 出版社:集英社 / 発売日:2024年1月10日 / 単行本:248ページ / ジャンル:日本文学
*******************
書籍価格:1980円(税込)
特典価格:1650円(税込)
(特典内容:吉村萬壱さんとの対談動画)
*******************
──その記憶を、俺はときどき取り出してみる。取り出すたびに、それは俺にとってとても素敵な、大切な、宝物のような記憶になっていく。
井上荒野さんの最新小説集『錠剤F』が、集英社より好評発売中です。
ひとは、「独り」から逃れられない。
著者史上最もグロテスクで怖い10の物語から成る、最高精度の小説集。
バイト先のコンビニに現れた女から「ある頼みごと」をされる青年。
持って生まれた「男を溺れさせる体」にすがって生きるしかない女。
20年以上ともに暮らした夫の黒い過去を知ってしまった刺繍作家の女。
「ドクターF」と名乗る男との待ち合わせに向かう、女たち──。
ひとの「孤独」を最高解像度で描き出す本作は、井上荒野の”ダークサイド”を10の物語で堪能できる短編集。
日常を淡々と描きながら、人の生きる世界の異様さや、人間という生き物が持っている絶妙な不安定さや狂気をさらりと交える筆致が見事で、一編一編読み終わるたび、恐る恐るまわりを見渡してしまうゾクゾク感がたまりません。
今回コトゴトブックスは、『錠剤F』サインシール本に、吉村萬壱さんとの対談動画を添えてお届けしていきます。
吉村さんの最新長編『みんなのお墓』は、「内藤家之墓」に引き寄せられる人々をめぐる悲喜交々の群像劇。
すごく変なのに、だからといって、日常とまったく切り離された世界で起きていることとも思えぬリアリティ。予期せぬシーンで「かれ」と「かれ」が繋がっていく展開に、吉村作品ならではのユーモアと、ラストでの俯瞰が光ります。
そして両作品には、どこか通じ合う人間の根源的な「変さ」があるように思うのです。
かねてからお互いの作品を評価し合っているおふたりではありますが、公の場での対談はこれが初。
この機会を通して、作品世界により深く潜っていくような時間を過ごしていただけたらなによりです。
そしてふたたび本を手にしたとき、あらたな気づきを得ていただけたら、そんなに嬉しいことはありません。
【動画視聴方法】
・PC、スマホ、その他のタブレットからURLにアクセスしてください。
・動画はダウンロード不可です。ご案内したURLから何度でもご視聴いただけます。
・再案内はできませんので、URLをお気に入り登録やブックマークに入れて保管してください。
・二次利用や第三者への譲渡はお控えください。
【ご購入後の流れ】
・対談視聴用URLおよび視聴方法は別途メールにてお送りします。
・サイン本はスマートレターでお送りいたします。発送完了メール受信後、到着まで中2日かかりますことご了承下さい。土日祝日の配達はありません。